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2011年02月18日

ドイツ視察(3)「Insel Hombroich」

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安藤建築のエントランスを出るとMuseum Insel Hombroich方面に看板の矢印が出ています。
といっても一直線の農道。途中まで来て進行方向と後ろを撮影。こんな感じです。
Peterじいさんが別れ際に言った言葉がなかなか良くて、「お前は車で来ているのか?」「いいえ」「なら歩いていく方がいい」と。もちろん歩くつもりでいたものの、Peterじいさんは車で来ているので、送ることも出来る訳だけど、あえてこの道を歩いて感じてほしいと。
僕の思いを理解して、日本から来た旅人にあえて歩くことを勧められるなんて、なかなか素敵です。
最後に固い握手を交わして後ろを向くとPeterじいさんは一度も振り返ることなく消えていきました。
ありがとう。

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20分ほど歩くとMuseum Insel Hombroichに着きます。近くにあるバス停の時刻表も写真でパチリと収めておきました。帰りの時間を留めておいた方がいいからね。

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広大な園内の地図を片手に作品でもあるパビリオンや野外彫刻を巡ります。
一番最初に出迎えてくれるのは「Tower」というパビリオン。ここに展示されているのは空気と光だけ。
真っ白い空間に凛とした空気を感じます。

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第2第3…と様々なパビリオンにはオーナーであるカール・ハインツ・ミューラーのコレクションが、アンティークから現代美術まで数多く見ることができます。

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園内のパビリオンは彫刻家であるErwin Heerich エルヴィン・ヘーリッヒの建築。
パビリオン内には彼の彫刻もむちゃくちゃカッコ良く展示されています。
上の写真は一番気に入ったロングギャラリー。彼自身の作品もジオメトリックでかなりツボです。

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ギャートルズのお金みたいな背丈ほどある車輪?

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野外彫刻も多くありますが、見逃しているものが多いと思われます。行かれる方は時間の余裕を持って行くことをお勧めします。僕は朝一から午前中一杯で安藤建築周り、移動して午後1時頃からこの庭園美術館を見出したので、2時間半ほどで廻って、午後3時半。最後にカフェテラスで無料の食べ物&飲み物でくつろいだら、あっという間に夕方でした。エルヴィン・ヘーリッヒの写真集をゲットして撮影しておいたバスの時間にバス停に向かいましたが、時間からかなり遅れてバスが到着、なんとかデュッセルドルフに戻り、充実した一日を締めました。

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今回のドイツ旅行で一番印象に残る場所でした。自然と生活と芸術がすごく近い存在であること、うらやましく考えさせられる場でした。 この界隈、あきれるほど素敵で 絶対おすすめ!!!

投稿者 ishida : 2011年02月18日 02:02

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コメント

こんにちは、酒井です。お久しぶりです。facebookのリンクを経由してこのブログを読みました。Museum Insel Hombroichいいですね。行きたくなりました。高須賀さんとまたスペイン行きたいね〜、なんて話しているんですが、ドイツも良さそうです。日本にも優れたものはいっぱいあると思うけど、そこまでたどり着く環境というか、周りを全て含む状況が全然ちがいますね。だから歩いて移動したりするのを進められるのでしょうね。
僕も去年の夏にドイツの外れにあるVitra Design Museum
http://www.design-museum.de/index.php?noselection=1
にいってきました。ドイツだけどスイスのバーゼルからバスで1時間もかからない距離なので、バーゼルから日帰りで近くのにあるパウルクレーの美術館とあわせての訪問でした。 Vitraの美術館じたいはフランクオーゲーリーの建物なんだけど、会議場は安藤忠雄の建築でした。こうして見るとドイツではすごい人気ですね。
またお時間があえばお食事でも。それでは。

投稿者 sakai tadashi : 2011年02月19日 11:40

酒井くん
こんにちは。ご無沙汰しています。facebookから繋がるんだね、訪問どうもありがとう。

ここはまさに環境藝術のど真ん中。是非オススメです。
今回は冬の訪問だったからか、ほとんど人もいなかったので、大きなものも含め全てのパビリオンの中はガランと一人っきり。物音ひとつしない真っ白の空間で、先人の作った藝術とまっすぐに対峙できます。作品のタイトルやコメントなども一切ないので純粋に向かい合えます。防犯カメラなんかもないので日本の常識からすると不思議だけど、それがこの美術庭園のいい所だと思います。

バーゼルはロンドンにいた14年前に一度行きました。
Vitra美術館のゲーリーやアンドウもだけど、レンゾピアノやマリオボッタなど、会社員時代に結構憧れてたので彼らの建築も見に行きました。
あの時は小さな町にこんなにスゴい建築がいっぱいあるんだと、大きな刺激を受けました。建築協会のようなものもあって、そこで色々な建築情報を聞いてから行動した記憶が…(今酒井くんの文を読んでその感覚をどんどん思い出したよ)
そういえばその時は他にVitra本社やスイスのロンシャンにも行って、コルビジェの礼拝堂も見たよ。
そのころはまだ有名になりたてのバーゼル出身、ヘルツォーク&ド・ムーロン(北京オリンピックのメイン会場、通称鳥の巣やプラダ青山店)の小さな建築も見に行った記憶がよみがえりました。
今度埼玉大で、バーゼル談義でもしますか!

投稿者 ishida : 2011年02月19日 14:49

ロンシャンの礼拝堂も行ってきました。大学のヨーロッパ研修旅行の引率で(といっても芸術学の先生もいたから僕は解説を聞いていた方になっていたけど)ウィーン、バーゼル、パリと回りました。ロンシャンは霧がかかっていて、白い世界に白い建物で、すごい幻想的な空間でした。敷地内で改修工事を行っていて、半地下の施設をレンゾピアの設計で建設中でした。僕も小さな街にすごい建築がいっぱいあるのをびっくりしました。
・・・実は明々後日よりギリシャにいってきます。アテネとクレタ島を回る予定です。地中海料理でビールとワイン呑んできます。
埼玉大に遊びにいきます。バーゼル談義しましょう。

投稿者 sakai tadashi : 2011年02月20日 23:20

もう帰ってきている頃でしょうか。
僕も1週間機能していなかったので、いつの間にか3月ですね。
高須賀先生も個展が一段落したようだから、集まりましょう。アテネ、クレタ島いいな〜是非聞かせてください。

投稿者 ishida : 2011年03月02日 15:54

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